2007年12月、八戸市立第一中学校特別練習

2007年12月、青森県八戸市立第一中学校の特別練習に参加しました。

全国大会出場をかけた大会が１週間後に迫っているため、主に守りのシステムについて指導しました。ポジショニングは日頃から徹底していないと、どうしても氷上にいる５人がパックを追いかけてしまいます。動物には元々持って生まれた本能があります。猫が動く物を見つけるとずっと目で追いかけるのと同じで、選手もパックが動くとそのパックに目を取られてしまうんです。これは本能だから仕方がないことなのですが、もしも日頃から決めごとがあり、パックの位置によって自分のポジションが決められていれば、パックだけに集中することなく、ポジションをしっかり守りながらプレーすることが可能です。ポジショニングは頭で理解していても本能が邪魔するわけですから、１年を通して特に試合の前には何度も何度も反復練習を繰り返し、体で覚えさせることが必要です。３回だけの練習でしたが、何度も何度もホイッスルでゲームを止めながら、何度も何度も注意しました。その内ホイッスルが鳴ると「あー、俺だ」と気付くようになっていました。３回の練習だけでは完璧には仕上げられませんでしたが、その後の連絡で、自分たちが目標にしていたチームには勝つことができたそうです。これからも反復練習を繰り返し、第一中学のシステムとして定着するように頑張ってね。

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