スラップシュート解説

誰もがうまく打てるようになりたいと思う「スラップシュート」について解説します。

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何故か日本では「バッティングシュート」と呼ばれる「スラップシュート」、カナダの友人に聞いてもそうは言わないと言っていたので、どこでどう間違って伝わったのか・・・「スラップシュート」で一番大切なのはやはり「パワー」、その「パワー」前後の体重移動、体のひねり、スティックのしなりからうまれます。まずは左上の写真を見て下さい。スラップシュートを打つ時にはまずスティックを振り上げるのと同時に後側の足に体重を載せます。この時スティックをアップライト(急角度)にあげすぎるとスゥイングの軌道が自然な円にならず、パックをヒットする肝心な時にパックに力が伝わりません。また打つまでに時間がかかってしまうので、できるだけバックスゥイングはコンパクトに自然な円を描けるように振り上げましょう。振り上げたスティックが下りてきてパックをヒットする瞬間が右上の写真です。後側の足に載っていた体重を一気に前側の足に移動します。この時、体重の移動速度はそのままパワーにつながります。それと同時にボトムハンド(スティックを掴む下の手)を強く氷に押しつけることによってスティックのしならせることができます。ちなみにあまりやわらかいスティックを使うとこのしなるタイミングでよく折れます。次に左下の写真を見て下さい。後側の足から移動してきた全体重を前の足でしっかり受け止めることにより、体のひねりを生むことができます。多くの初心者はまだスケーティングが安定していない為、この前側の足が進行方向に開いてしまいます。シュートを打った後その場に止まってられず前に進んでしまうのはそのためです。写真のように体重の移動方向に対して前側の足を垂直角度に保つことによって体が流れることを防ぎ、同時にひねりのパワーを生むことができます。次に右下のです。前側の足がしっかり止まっているので、バックスゥイングから勢いづいた上半身は切れのある回転をします。それが体のひねりのパワーです。そしてここではもう一つ、スティックのしなりを上手にパワーにつなげる技術として「手首の返し」が必要になります。スティックをしならせパックをヒットしても、この手首の返しが無ければパワーは生みません。パックをヒットした瞬間、つまりしなりが戻るタイミングで手首を返すことが必要なんです。野球のピッチャーがボールを投げる際、指からボールが離れる最後の瞬間にスナップ(手首)をきかせます。ゴルフもボールをとらえた後最後のフォロースルーでクラブからボールが離れる瞬間に手首が返ります。野球のバッティングも同じです。最後の手首の返しがパワーとコントロールを生む秘訣なんです。ただこればかりは感覚なところが多いので、文面上では説明しきれません。是非私と一緒に氷上にいる時に聞いて下さい。
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スラップシュートの練習法初心者はまずは安定したバランスが必要です。よってはじめはパックを持たず素振りです。打ち終わった後のフォーム時ににぐらぐらならないよう練習しましょう。目標は右上の写真のように打ち終わったフォームでビタッ!と止まれるようになるまでですね。バランスをクリアできたら次はパックをもってフェンスにシュートを打ちます。フェンスとの距離は2m程度。はじめは50%程度の力で、振り上げも50%程度、パックを確実にヒットする練習をします。すぐパックがフェンスから跳ね返ってくるのでゴールに打つより練習回数が増えるのでGOOD!Step1 体重移動を使わずべた足でパックを確実にヒットするStep2 バックスゥイングを大きくし体重移動を使って打つ。この時前足を開かない、体が流れないことに気をつけてStep3 パックをヒットした後の手首の返しを意識して打つ。ここまでクリアできれば実際にGKを相手にゴールに打ってみよう。シュートを打ち終わった時に、つまり手首を返した後にスティックブレードの先端が狙ったコースを指していればコントロール力も上がります。12c22fc1184ab0b8

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