新潟惜敗、第63回国民体育大会

1月28日から長野県軽井沢町で開催された第63回国民体育大会に新潟県スタッフとしてベンチ入りしました。

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1月26日にカナダから再帰国した私はすぐその足で新潟へ、国体に向けての最終調整を新潟県上越市のリージョンプラザ上越で行いました。あいにくザンボニー(製氷車)の故障で選手自らホーキで清掃しなければなりませんでした。ここで余談を1つ、釧路や苫小牧出身の選手にとっては当たり前のことですが、アウトドアリンクは毎回練習後、自分たちで雪を取り除いてリンクを綺麗にし水をまいて翌日のためのリンク作りをします。北海道ではこのホーキでリンクを清掃することを「ホーキング」と言います。ホーキにingがついて直訳すると「ホーキすること」(動名詞)となるのでしょうか。アウトドアリンクで練習経験を持つ北海道出身選手のホッケー用語ですね(笑)新潟国体チームはオフェンス、ディフェンス、パワープレーにキルプレー、コンディショニング全ての準備を整え27日軽井沢入り、28日は朝9時から京都と1回戦を戦いました。京都は前大会6位のチーム、かたや21年ぶりに本戦出場した新潟チーム、誰もがワンサイドゲームだと思っていましたね。新潟県が準備したシステム、とくに「超守備的カバリッジ」が完璧に機能、学生主体の若くて速い京都相手にしっかり守りきり少ないチャンスをゴールに結びつけました。試合は第3ピリオドに新潟が追いつき3-3,このまま試合終了すれば新潟県得意のシュートアウト(GKとプレイヤーの1on1のシュート合戦)、「勝てる」と思った試合終了1分前、ふとした気のゆるみから失点、最後は6人攻撃をかけるもブザーが無情に鳴り響き試合終了。3-4で1回戦敗退となりました。ただ対戦相手が決まった時の選手の表情、それはまさに「Give up」でした。でも第3ピリオドが始まる時についに選手の顔が「俺たちもできるんだ!」に・・・。だから言っていたのに。人気漫画の監督が言っていました。「諦めたらそこで試合終了です」。でも自身を持ちましょう、みんなは強いんです!補強選手だけではなく地元選手の成長が素晴らしい今まで私が指導したチームの最高傑作なんです。自分たちの力を信じることができれば来年は予選突破、本戦1回戦突破なんて小さな目標ではなく、もっと上を目指せます。もう周囲も「国体記念試合」を楽しみに来ているチームではなく「国体勝利」を目指しているチームなんだとわかっています。来年は更に厳しくなるけど頑張りましょうね!

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