2009年2月、ついにっっ!新潟県優勝!!

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2009年2月27、28、3月1日の3日間にわたり長野県岡谷市のやまびこの森アイスアリーナで行われた三笠宮賜杯中部日本大会に新潟県スタッフとしてベンチ入りしました。
三笠宮賜杯中部日本大会は、長野、山梨、静岡、新潟、富山、石川、岐阜、愛知、三重、福井の10県でスピードスケート、フィギュア、アイスホッケーの3部門において競技を行う過去57回の開催を誇る歴史ある大会です。

さて今回新潟アイスホッケーチームの1回戦は三重に快勝し、2回戦は優勝候補の愛知県。序盤からカバリッジで安定した守りを見せながらパワープレーのチャンスには新潟チームのキーマン河本の技ありスクリーン越しにポイントからのシュートで連続得点と理想の展開。キルプレーではやはり技術の高い愛知に失点を許すも、5-5ではAzでのフォアチェック、そしてNzでのトラップも機能し危なげない試合運びをした新潟が4-2で史上初めて愛知を倒し準決勝に駒を進める。

準決勝は国体予選でも対戦している石川県。ホッケーを良く研究し戦術・システムを理解している強豪石川県に対してこの試合でも新潟県の安定したカバリッジが機能し失点を2点に抑える。攻撃面ではトラップからのカウンター&パワープレー以外は無理をしないローリスクホッケーが機能し、こちらも危なげなく4-2で勝利、決勝へ駒を進めた。決勝の相手は優勝候補筆頭、長野県だ。学生主体の長野はとにかく早い。さすが国体で北海道代表と1点差の勝負をしただけあります。

でもまだまだ未完成とはいえ格上のスピードに対しても慌てず守れるカバリッジができる新潟県はスピードに翻弄されることなく要所を抑える確実な守りで長野に失点を許さない。逆に少ないチャンスをしっかりものにするローリスク・ローリターンホッケーで徐々に得点を重ねた新潟県が、こちらも史上初めて公式戦で長野を倒しこの大会初優勝を飾った。

今大会、国体上位の常連チームである愛知、石川、長野と相手に平均失点が1.5、新潟ゴーリー永島のスーパーセーブもあるが、未完成のカバリッジでこの数字がでるということは、カバリッジが完成すればとてつもないチームになるはず。まだまだ可能性のある新潟県チーム、これからが楽しみです。国体での魔の3分半を経験した後、落ち込み悩み、考えて学習した私自信もレベルアップにつながった大会でした。リードしていての残り時間5分、いかに自分を冷静に保てるか、どんな指示を出すのか。失点した際の選手のモチベーション維持のためのコメントは?戦略は?苦い経験が、残り5分の戦い方を知識として与えてくれました。勝っていても負けていても動じない強い精神力も与えてくれました。私をレベルアップさせてくれた新潟県の選手達に心から感謝です。本当にいいチームですっ!!

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