2009年5月、沖縄ホッケー育成プログラム開始!!

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超多忙につき、ブログアップできずすいません。
これからも不定期のアップデートになりますがなにとぞご勘弁を!
さて5月に沖縄に足を運びました。少子化にともない、やはりここ沖縄でもホッケー人口は徐々に減っています。沖縄にはスコーピオンズと米軍関係者中心のアイスパイロットの2チームありましたが、この春から1つにまとめ、なおかつチームとしてではなくホッケー育成プログラムとして新たなスタートを切ることになりました。
各チームのコーチ陣、父兄の協力によりスタッフ登録は10名以上、低学年から高学年、初心者から上級者まで一緒に同じ練習をする従来の形をやめ、レベル分けを行い、リンクを4分割もしくは最大6分割し、それぞれのレベルで練習を行います。私も以前40名以上が一度にリンクにあがるスクールをしましたが、とにかく待ち時間が長くならないようにリンクを4分割にしてそれぞれのクラスで練習したことがありました。今回沖縄でのスタッフミーティングの際にアメリカやカナダを中心に各国の指導マニュアルを集めてくださったオーデルマットさん、その中にスモールアイストレーニングの資料もありました。アイス全体を使うよりも小さいエリアに集中して練習する方が技術向上によりつながるというもので、私の考えと相通じるものがありました。レベル分けすることで、上級者が初心者に合わせることなく同レベルの選手と技を磨きあえる。小さいエリアでの練習なのでコーチ陣の目が細かく行き渡る。練習ドリルにおいて待ち時間が少なく、効果的な練習ができる。1回の練習の参加人数が多いので、一人一人の練習コストを抑えることができる。また練習最後にはミニゲームを行います。ミニゲームのメリットはスピーディーな展開とパス・パックハンドリング・シュート・ボディチェック全ての技術がそこに凝縮されていることです。
またアイス全体を使うゲームでは流すことができても、このミニゲームではそれができません。瞬発力だけではなくスタミナ強化にもつながります。そして何より日本人の欠点、「フィジカルに弱い」を強化することができる。パック際に弱いというのはホッケー競技での致命的欠点になります。小さいエリアでの戦いなのでパックを持つとすぐに敵に絡まれます。早い状況判断とパックさばき、体を使ってのパックプロテクション、とにかくホッケーにおける大切な要素がすべてここにあるわけです。
「ゲームは楽しい」=「楽な練習」=「チーム強化には甘い練習」=「やはりスケーティング練習が良い練習」という昔ながらの日本の流れ、一度壊してみませんか?
スケーティング練習は最も大切な練習です。ただ決して楽しくはありません。「楽しい」と思う気持ちが何よりも上達の鍵です。ちなみにヨーロッパ、北米、ホッケーの強い国はとっくの昔にこのミニゲームを大切な練習として位置づけています。
新しい練習スタイルを求めているコーチの皆様、参考にしてみてくださいね。
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