2010年10月、「元気道場」アイスホッケースクールin富山

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2010年10月9、10、11日の3連休で富山に足を運びました。
今年で3回目になる富山県後援の「元気道場」、小学生の部と中学生の部に分かれて指導しました。素晴らしい指導者達が自分の経験だけに頼らず、勉強と研究を怠らず1本筋が通ったしっかりとした強化プラン打ち立てているので、個人スキル&戦術の両方の分野で富山の子供達はきちんと上達しています。
ただひとつ気になったのが子供達の「モチベーション」、これは地域性や県民性なども影響してくるのですが、みんなとても優しくて行儀が良くて照れ屋さんなんです。氷上でもおとなしくて遠慮しがち。これは富山に限らず他の県でもよく見る光景です。でもね、アイスホッケーって本当はすごく荒々しいし根性や負けん気がないと相手にぶっ飛ばされちゃうスポーツなんだよね。だから日頃から「やるぞぉー!!」といった気持ちを持たないとだめなんだ。そしてその気持ちがあれば1回の練習が10回分の練習、1本のシュートが100本分の効果をもたらすんだ。ほんとだよ!!逆に言えば気持ちの入らない練習は10回しても100回しても効果は得られない。つまり「上手くなりたいなら気持ちをこめろ!!」ということなんだよね。
全国のコーチの皆様、練習内容考えるより、システムや戦術を考えるよりもまず「子供達のモチベーションをどうやって上げていくか」、これが最も大切なんです。時には戯けてみたり、ふざけてみたり、時には厳しく叱ってみたり・・・色々な工夫をして子供達の気持ちを自分に引きつけてください。システムだけを知っていたり経験だけを語る指導者より、選手の気持ちを掴みモチベーションを上げられる指導者の方がよっぽど一流コーチと呼ぶにふさわしい、私はそう考えています。
選手のみんな、コーチの皆様、楽しく盛り上がっていきましょう!!(笑)
また今回素晴らしい方との出会いがありました。
元早稲田大学教授、筑波大学名誉教授である鈴木正成先生です。先生は栄養学専門で鹿島アントラーズや全日本ボートチームを指導した経験があり、スポーツ選手の食事とトレーニングについて研究されてきました。富山県のコーチの皆様と一緒に2時間の講義を受けました。研究と実験に基づいた栄養学の理論は本当に「目から鱗」、先生から教えて頂いたこの知識は私の活動の中で多くの子供達、父兄の皆様、そしてコーチ陣にこれから伝えていきたいと思います。鈴木先生、本当にありがとうございました。
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※龍谷富山高校の教室を使わせて頂いて講義も行いました。教育実習以来の教壇ですごく懐かしい感じでした。
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※(写真左)富山の研究熱心なコーチ陣です。コーチングクリニックも開催し、システムや戦術だけではなくオンアイス&オフアイスのトレーニング方法などホッケー強化について語り合いました。
(写真右)鈴木先生を囲んで食事会をしました。先生、今回本当に色々と勉強になりました!ありがとうございます。この知識を一人でも多くのホッケー選手に伝えていきます。

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