2011年1月、インカレin釧路

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2011年1月6日から9日まで釧路市で大学生の全国大会「インカレ」が開催されました。
今回九州大、佐賀大がインカレ行きを逃しましたが、久留米大学ははるばる九州からこの極寒の地までやってきました。初戦は優勝候補「東洋大学」・・・・
インカレ出場を決めてまず彼らに伝えたのは「記念試合にするな!」でした。東洋大学との対戦が決まった瞬間、釧路旅行の気持ちでインカレに来るのであれば時間とお金の無駄だ!と厳しく言いました。でも心配の必要なく「自分たちの力が日本のトップレベルにどこまで通用するのか試したい」という前向きな姿勢でインカレへの準備を進めていましたね。私が指導に携わって以来、本当にみんなも精神的に成長したね。
さて、東洋戦ですが序盤、今まで自分たちがプレーしたことない大きな釧路アリーナの雰囲気とインカレの雰囲気に飲まれたこと、体験したことのないスピード感に慌ててか7失点してしまいました。東洋大学相手に1桁失点が目標だった久留米大にとっては序盤の痛い7失点でした。
ただ雰囲気とスピードに慣れた2ピリからは本領発揮、スロットを空けないホッケー「カバリッジ」、スロットが空かないからDFからのシュートが増える展開については、事前のスロットポジションをしっかり取りつつ、シュートレーンからのチェックで相手シュートをブロックショット、Dzは完璧に機能しましたね。それだけではなく、守って守ったあと何度かカウンターで相手ゴールを脅かす状況もありました。結果2Pは東洋相手に1失点に抑えました。
3Pは本気になった東洋に攻め続けられましたが、2P同様必死に守りカウンターをとる場面も何度か。本当にみんな最後まであきらめず、東洋大学に真っ向から挑んでいました。試合結果は0-12。30点は取られるだろうという周囲の予想に反してみんながんばりました。序盤のばたばたからの7失点さえなければ・・・と悔やまれながらも、2P以降30分間を5失点に抑えた久留米大を褒めてあげたいですね。
試合後、現役最後の試合を終えた4年生が涙を流していましたが、試合については全て出し切った、自分たちのカバリッジが日本トップレベルに通用した「自信」に満ちた顔をしていました。
この子達があと1,2年練習を積めば、関東強豪相手でもいい勝負ができるだろうと私も確信しました。
少しずつ、少しずつ、今までの日本ホッケー勢力図が変わりつつあることも実感できました。
私が選手引退してから続けてきた活動は無駄ではないという自信にもつながりました。
みんなからその自信をもらったんです。久留米大学だけではなく、私の教え子みんなにありがとう!と言いたいです。
西日本の強化、そして日本の強化、これからも日本ホッケー界のためにがんばっていこうと思います。
久留米大4年生お疲れ様!佐賀大4年生、九州大4年生、お疲れ様!そして日本全国の4年生お疲れ様。これからは君たちがOBとして後輩に色々と伝えていってね。そして自分自身も社会人としてホッケーを是非続けていってね。

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