NHLで主流、ドロップパスのPPブレイクアウト

1-3-1のPPブレイクアウト

カナックスもそうですが、最近他のNHLチームも多くこの形を使っていますね。

まずはFW一人がストレッチ、相手DFラインを下げてNzにスペースを作ります。
DF1がセンターレーンをキャリーアップ、DFとFWがダブルスウィング、もう一人のFWがDF1の後ろをフォローしていく

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今までの形と違うのが、ダブルスウィングする2人はパックをキャリーアップするDF1よりも若干後ろ気味にポジションを取りながらブレイクアウトすることです。だからパックを持っているDF1が一番先頭にいるという形になります。

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DF1は相手XF1を十分に引きつけた後(センターレーンに留めておく)、FW1にドロップパス、FW1はダブルスウィングしているどちらかの選手にパス、パスをもらった選手はサイドを突破するというブレイクアウトになります。

FW1からサイドへのパスラインを確保するために、ダブルスウィングする2人は若干低めにポジションを取らなければならないわけです

あと重要なのがストレッチするFW、この選手がタイミング良く相手DFの間に入ってくることで、相手DFラインを下げるだけではなく、センターレーンへ留めておくことができるので、両サイドにスペースを作ることができるわけです(図中のグレー部分)

相手DFの反応が早ければ、サイドを持ち上がる選手は十分に相手DFを引きつけ、Nearコーナーにソフトダンプ、そのパックをストレッチしていた選手が取りに行くこともできます。

もう一点、何故DF1がドロップパスそしなければならないか、それは1テンポブレイクアウトのタイミングを遅らせることで、相手選手が自陣側に下がらざるを得ない。ブルーラインがまずはヒッティングポイントになるので(攻撃側と守備側の最初のぶつかるポイント)、このタイミングをずらすことで、ブルーラインでの勝負が難しくなり相手ゾーンへエントリーしやすくなるというわけです。

1つのPPブレイクアウトのバリエーションとしてチームで持っておくと良いですね!

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