スーパーヒーローを作る

先日地元Rogers Arenaで行われたカナックス戦

この日は「Canucks Kids Fund」といって子供達のために寄付金を集めるイベントだった。

その時に流れていた映像はこちら


各企業や個人から寄付金が集められ、なんとその総額は数億円にもなるそうです。

これらの寄付金はBC州の子供病院をはじめ、健康問題を抱える子供達やその学校などに寄付されるわけです。

こちらのプロスポーツチームの活動は素晴らしい。地元に支えてもらえるわけです。

当時、みんな必死になって日光アイスバックスを立ち上げようとしていた時、ただプレーが続けられるようにひたすらお金を集めなければ!それだけを考えていました。もちろん支えてくれるファンの方々に感謝の気持ちを持っていましたが、こちらの地元奉仕活動などと比べると全然足りなかったんだとあらためて思いました。

しかも給料をもらったら近くのパチンコ屋で無駄使い、飲み屋で無駄遣い、それを支えてくれているファンが見たらどう思うのでしょうか?プロがこれではいけませんね。これも一つの私の大きな後悔です。

最低限サポートしてくれている方々に失礼のない行動を普段から取らなければなりません。このバンクーバーにいてカナックスの選手を見かけることは非常に希です。NHL選手、カナックスの選手としての教育、ブランド作りもしっかりしているからです。あこがれの選手と頻繁にパチンコやであったらイメージ崩れますよね(笑)。試合にはスーツ&タイ、仕事だからもちろんですけどね。

そして最も大切なのは地元への貢献です。カナックスの選手はこのハードな日程でも必ず試合の前、試合の後に分担して、地元の小学校や養護学校を訪問したり、地域のボランティアに参加したりします。だから地元の人々に愛されるのです。だから子供達にとって選手は皆「スーパーヒーロー」なんです。

そして「スーパーヒーロー」を作ることがスポーツマネージメントにとおいて非常に大切な取組みの1つです。

企業が社会貢献の一環としてスポーツチームをもった日本のバブル時代は終結しました。

今の不景気では1企業がプロスポーツを運営することは負担が大きすぎます。企業業績が悪くなればチームは今までと同じように切られていくことでしょう。

そうなると、そのスポーツを愛する地元のサポーター達はどれほど悲しむことでしょう。

そうならない為にも、今既存のチームは「プロ化」に向けて次のステップに進まなければならないでしょう。

子供達にとっての「スーパーヒーロー」

地元に愛される「スーパーヒーロー」

日本のアイスホッケー界にも、本格的スポーツマネージメントの導入、それによるチーム改革、選手の意識改革が必要になってきていると思います。

太、社長、君達の力が必要ですよ!

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