タイミングが重要、パスドリル
今コーチしているBurnaby Bantam AAAチームが火曜日からトーナメントに出場します
Port Coquitlam International Bantam Tournament “President’s Division”
出場チームの中には有名なノートルダムなどもいて、結構ハイレベルな大会になりそうです。
それはさておき・・
昨日トーナメント前最後の練習をしてきました。
ドリルをやらせながら、ふとパッシングについて考えていました。
何故うまくパスがつながらないか?
やはり基本を抑えてないとパスドリルはハイレベルすぎるんだなあ。
私のパスのステップアップ順は下記の図の通り
1,体のラインをパスする方向に固定しスタンディングパス
2,体のラインをパスする方向以外に向けてスタンディングパス
3,ターゲットに向かいながら(動きながら)パス
4,ターゲットとは別の動きをしながらパス
これらのパスが全て確実にブレードに届くようになって初めて数回のパスを入れたシュートドリルなどができるレベルになる。そう思っています。
パスがつながらずシュートまで行かない、「良いパス出しなさい!」って怒っても、選手がそこまでのステップをしっかりクリアしていないと、良いパスを出したくても出せません。もちろんシュートまで行きません。どんな素晴らしいドリルも全く練習効果を発揮しません。
とくに4番目は難しい。自分の体のラインがパスラインとずれている場合です。この場合は下半身のラインがずれていても、上半身だけ回転させラインを合わせてパスを出さなければならない、かなりの高等技術です。この練習を徹底的にやらなければ、チームのパスワークは向上しません。
さてさて、昨日のメニューです。パスの正確さに加えて「タイミング」の要素を取り入れたドリルです。
練習メニューとしては、中央の選手が45度の選手にパス後、ボード際にスイング
45度の選手はミドルにステップインした後、立てパス
相手ゾーンからオフサイドドットまで上がってきた第3の選手は、パスを上手にサイドにチップする。
スタートの選手がスイング後、そのチップされたパックをPICK UPしてゴールに向かう。
チップした選手はセンタードライブして2-0を作る。
左側のドリルはスタート時、45度の他にもう一人をミドルに配置、ステップインする変わりにミドルにパス、その他は右側のドリルと同じ。
確実に味方ブレードにパスを届けるのはもちろんです。
ただこのドリルで最も大切なのが「タイミング」です。
考えてみて下さい。1つのプレーのために3人が同時に動いているんです。
3人で1つのタイミングを作り得ないとそのプレーは成功しないわけですね。
だからパスを正確につなぎなさい!と簡単に言いますが、実は本当に難しいことなんですよね。
私はライトハンドですが、レフトハンドで一緒にドリルをすれば、できない選手の気持ちがわかりました。だからコーチは選手にステップをクリアさせていきながら、根気よく少しずつ教えていかなければならないんですよね。
この練習でタイミングのコントローラーはスタートする中央の選手です。45度の選手が立てパスをする瞬間にスピードを上げ、チップされたパックがサイドにくる時にトップスピードでパックを受け取るのです。
もちろんチップする選手もオフサイドドットでチップすると決めているのだから、立てパスレシーブ位置がオフサイドドットでなくてはならない、パスの到達時間も考えて、タイミング良くドットでチップできるように。
アイスホッケー情報
なかじのFaceBook
なかじのTwitter
アイスホッケー商品情報
プロフォーマンススポーツ-FaceBook
プロフォーマンススポーツ-Twitter
プロフォーマンススポーツ-Website