PP特集第3回「パスラインの確保」

前回はキーマンから下(FW2)に展開する手順について話しました。

ただこの手順が上手く機能するかどうかについては、もう1つ重要なポイントがあります。

それがFW2の「パスライン確保」

下図のようにキーマンが左サイドでセットアップするような場合はFW2のポジションにはライトハンドを配置するケースが多いでしょう。

理由は
フォワハンドでキーマンからパスを受けることができる。
レシーブ後すぐにゴールに向かいシュートorパスができる。

FW2にレフトハンドを配置するバージョンもあります。どっちのハンドを配置するかによって、攻め方がまるで変わります!

ただしどちらにしてもチャンスを作る為にはまずキーマンからFW2に確実にパスが通らなければなりません。

その為にはFW2の「パスライン確保」が必要なのです。

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このケースでは
キーマンのパックポジション~相手XD1のスティックと体の間を取って自分がパスをレシーブできるところにブレードを配置するのです。

もちろん相手XD1が前後に動けば、パスラインが変わるので、自分のポジションもずれる(ブレードの位置もずれる)

そのように、いつでもパスを通せるライン作りをパックキャリア以外の人間が心がけなくてはパワープレーは機能しません!

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ちなみに1つおまけ

最近NHLでもケースによって使われるFW2の動きです。

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状況としては相手XD1が味方キーマンに寄っている時に有効(XD1とゴールの間にある程度のスペースが空いている

FW2が体の左サイドをパックキャリアに向けながらパスラインを確保。

レシーブしながら、体右サイド、つまりシュートを打てる位置までパックを持ってきてシュート

図と言葉で説明するのはちょっと難しいですが・・・

このテクニックを使うと、XD1が詰めてきても自分の背中にXD1を置きながらシュートができる、なおかつリバウンドにも強い。

ポイントはレシーブしながら(パックの動きを止めず)、パックをシュートを打つまでの時間をかけないようにスムーズにパックをコントロールできるかというところです。

 

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